パソコン教室を始めるのに特別な資格や許可はいりません。
個人事業でも法人でも、どちらでも大丈夫。
パソコン教室は飲食店や他の業種に比べて多額の設備投資を必要としません。極端な話、場所があって机と椅子とパソコンさえあれば、すぐにでも始められます。(税務署への開業届けは必要です)
仕入れも特にありません。あったとしても教材程度。生徒が増えるまではオーナーが講師を兼ねれば、人件費もかからず受講料がそのまま利益です。
しかも月謝制であれば、定期的に安定した収益が見込めます。
簡単で、リスクが低く、そして利益率も良く、安定した収益が見込める。
私がもしパソコン教室フランチャイズ本部の営業マンだったら、こんな話をしながらフランチャイズ校のオーナーを勧誘すると思います。しかし、ちょっと待ってください。
実は、パソコン教室のフランチャイズに加盟して、実際に成功するオーナーは、ほんの一握りなのです。
目次
注)ここでいうフランチャイズ(FC)とは、教材だけではなく開業サポート(オーナー研修、エリア取得、看板やシステムの提供等)を付加し、100万円以上の加盟金が必要で、毎月数万円~数十万円のロイヤリティの支払い義務が生じるFC契約を指しています。※実質安価に教材提供をしてもらえる場合でも契約上はFCとなる場合がありますが、そういった優良FCは除外しています。
(社)日パ連代表理事の澤嶋祐介と申します。東京世田谷区でパソコン教室「カイカ」を運営しています。私のプロフィールについてはこちらをご覧ください。
24年以上パソコン教室業界に携わり、人任せにせず現場主義を徹底しています。引き継いだ赤字教室を年商5千万円の繁盛教室に育てた実績を活かし業界団体の立ち上げと、累計500教室以上の経営相談や研修、ノウハウ提供を行ってきました。また某パソコン教室フランチャイズ本部と10年間アライアンスを組み、教材提供や開発にも携わってきました。
そこで知ったのが、フランチャイズ本部の悪行の数々です。この記事は、パソコン教室フランチャイズの実態を理解していただくため内容で、うそ偽りはまったくありません。
また、高額な商材やコンサルティング費を請求したり、特定のFCや団体に加盟させることが目的ではありません。
国民生活金融公庫から融資を受けた中小企業の中で、
とある年の調査によると、
廃業数トップは、パソコン教室や学習塾などが34.5%、
続いて酒場・ビヤホールが28.9%。自動車小売業が17.0%となっており、
パソコン教室の廃業率は他の業種に比べて非常に高いことがわかります。
なぜ、こんなにもパソコン教室は潰れてしまうのでしょうか?
まずパソコン教室を運営するのに必要なスキルは、
と大きく3つあります。
まず、パソコン教室を始めようという方なら、1番目のパソコン操作スキルは人並み以上だと思います。
問題は2番目と3番目のスキルです。パソコン教室に勤めていた方ならまだしも、未経験の方には一番不安な部分だと思います。FCは、この部分の不安解消を巧みに利用して加盟させようとします。
「経験がなくても教材が先生だから、だれでも経営できますよ!」
なんて、フランチャイズの甘い言葉にひっかからないでください。
パソコンを教えるのは教材なら、
じゃ先生いらなくね?ってなりますよね 笑
そもそも教材だけで学習できる人は、独学やネットで勉強できますから、
パソコン教室のお客にはなりません。
間違ってはいけないのは、教材はあくまでも道具。
それ以外の講師スキルや経営スキルのほうが重要なんです。
10年前までは、未経験でも愛嬌があれば経営できました。
それはパソコン教室に訪れるお客さんが多く、シニアや未経験の生徒ばかりだったので
利益も確保しながら運営スキルを上げることができました。
今ではどうでしょうか。
パソコンを触ったことがないという初心者は皆無です。
メインターゲットも、シニア&初心者だけではなく、学生やヤングミセス層、キッズ向けなど広がりを見せています。
そうなりますと、スキルや経験がない先生はすぐ見透かされてしまいますし、さまざまなニーズにこたえるための複数の教材やコンテンツが必要になるため、ひとつのFCだけに縛られるとビジネスチャンスを逃します。
パソコンに詳しくて生徒さんへ教えることができるのは当たり前。
接し方、体験レッスン後の入会率の高いクロージング、長期継続のための誘導や営業。
それに応じた集客スキルやイベントの開催など、積極的なコンテンツの導入など、教える以外の能力が問われます。
そのため、パソコン教室を開業する場合は、
少なくても実務経験が半年以上は必要だと思います。
フランチャイズでは「経験豊富で有資格者の講師が研修します!」とか
「先輩オーナーが直接指導!」などと謳ってオーナーを募集しています。
「経験豊富な人から教われるのなら確実」と思うでしょう。
そして見学や開業前研修といって、1~3日程度の研修を受けます。
これにも注意が必要です。
研修と一口に言っても、内容はさまざま。
仕事の流れを教えるだけの事務的な社内研修のようなものと、実践で使える・稼げる方法を教えてくれる研修とは雲泥の差があります。現場経験の浅いFC本部の研修はほとんどが前者です。
これが大変重要です。
FC本部の中には、10年、20年前にパソコン教室や企業研修で活躍していましたなどと、
現役講師ではないケースも結構あります。
自分の勤めていたパソコン教室が潰れて、渡り歩いて、FC本部の社員として働いているわけですね。私が関わっていたフランチャイズ本部も、ほとんどが、その流れの社員ばかりでした。
パソコン教室の運営システムや集客方法、教材など、日々進化しているのに、20年前の講師経験なんぞ役立つわけがありません。
そんな研修講師から上から目線で、マニュアル通りで中身のない話を淡々と聞くだけで終わるでしょう。
また経営経験のない講師は、コスパに見合わない理想論や精神論を押し付けてくるケースもあります。
フランチャイズ本部は、高額な加盟金をとる理由をつけるために研修費を盛り込んでいます。
直営校を持っていない多くのFCの場合は、OFF-JT型の研修が中心になりがちです。それだけだと物足りない上に加盟者からも心配されます。(開業まではFC本部も気を遣ってくれますから…)そこで直営教室を持たないFC本部は、OJT型の研修を行うために、FC加盟校の中で、開業してから月日が浅い教室(まだ不満が少ない)教室オーナーや、気の良いオーナーに、開業研修を丸投げします。
開業したてのオーナーは、まだ本部の信者ですし、中には本部のサポートが全然ないのにも関わらず、それに気が付いていない気の良いオーナーがいたりします。そういうFCオーナーは、生徒があまり集まらず儲かっていないので、本部からいただく研修代講費用を副業感覚で受けて、研修を請け負ってしまう図式なんです。
そんな閑古鳥が鳴いているオーナーの教室で1日中拘束されて、開業した苦労話なんて聞かされても… 共感できることはあっても、経営にはあまり役に立ちませんよね。
だけでも、多くの加盟者は、まだ業界に飛び込む直前で、何も知りませんので、何となくやり過ごしてしまいます。
パソコン教室の経営で一番大事なのは、何と言っても集客だと思います。集客だけできていれば、他はなんとかなると言っても過言ではありません。
パソコン教室の集客は、今はWeb集客を中心に折込チラシやポスティング、ミニコミ誌の掲載などが主流です。
フランチャイズに加盟すると、デザインがよくて集客が良いというWebサイトを用意してくれたり、プロが作ったというデザインのチラシを発注したりできます。
集客は本部にお任せください!なんて夢のような話です。
これで本当に生徒が集まるのでしょうか?
結果から言いましょう。
フランチャイズ本部に任せても生徒は集まりません!
いくらSEOが良くたって、デザインがきれいなチラシが作れるからって、それだけではパソコン教室の集客にはほとんど意味がありません。
「長年培ってきた経験や独自のデータ分析!」
それが分かっていたらFC校はもっと儲かっていることでしょう。
こんな曖昧で具体性の乏しい口車に乗せられてはいけません。
もしそれが本当なら、その実績を細かく見せてくれといいましょう。
多分、それを言うと曖昧な返事が返ってくると思います。
なぜって、FC本部は開業した後にFC校のデータなんて知りもしないし、知ろうともしてませんから。
どのようなターゲットに、どのエリアで、自分の何を活かして、どんな戦略で売り込むのか?
これは他人まかせにできない経営の肝です。
ノウハウもないFC本部には荷が重すぎることなのかもしれませんね。
まず冷静に考えてみてください。
フランチャイズ本部の言う通りに、パソコン教室が本当に儲かるなら、自社で経営しませんか?
本当に儲かるノウハウがあるなら他人に教える訳ありません。
なので、ノウハウを販売するころには賞味期限が切れかかっている、もしくは切れている。あるいはリスクがあるからなんです。
それがわかっているので他人にやらせるわけです。
なので、フランチャイズ本部が直営教室を持っている、または元社員が教室を運営している、といった場合は説得力があります。しかし直営教室を持っていない本部もいます。
過去にパソコン教室を経営していたけど潰れて、フランチャイズ本部に転業しているケースもありますから要注意です。
直営教室も持っていない人や、失敗している人たちが、他人に商売をやらせて成功するわけありませんよね?
状況だけで考えても説得力がありません、非常にタチが悪いです。
優良フランチャイズかどうか、すぐわかる簡単な質問を教えましょう。
フランチャイズ本部に、今加盟しているオーナーで、同じ看板で複数店舗を展開している方がいるか確認してみてください。もしその割合や数が多ければ、優良フランチャイズの可能性が高いです。
それは稼げるのが分かっているのでオーナーが次の店舗を出すからです。
新規の未経験よりも経験を積んだオーナーだから成功率も高いわけです。
ですから、本当に稼げるフランチャイズの場合は、既存校の2店舗目、3店舗目の出店が多いはずなんですね。しかし現実は残念ながらパソコン教室の悪徳フランチャイズの場合、皆無だと思いますが…
「低リスクで自己資金○○万円から開業できます!」
「未経験でも大丈夫!」
こんな、安心感のある誘い文句を言ってきます。
これは決してあなたのために言っているわけではありません。
フランチャイズ本部にとって、一番おいしいお客さんは
未経験で、そこそこ自己資金を持っている脱サラ希望の方です。
素直で気弱そうな方なら、まさに鴨がねぎを背負っている状態。
そして、自己資金150万円~300万円ぐらいが手ごろです。
退職金で賄えますね。
開業して失敗しても、諦めてもらいやすい金額だからです。
もし飲食店の場合は、この10倍以上は資金かかりますし、仕入れの問題もあります。
借金も残るし、本部との遺恨も残りますからね。
また自己資金を持っていなくても、国民生活金融公庫へ、本部から提供してくれるひな形の事業計画書をもっていけば
ほとんどの場合、300万円以上は無担保で借りれます。
脱サラの起業前は、数字や実績が出ていないので、お金が借りやすいんです。
オーナーからお金をいただいて開業さえさせてしまえば、フランチャイズ本部の目的はほぼ終わり。
その後オーナーが苦労して廃業になっても、
300万円ぐらいの自己資金なら、まだあきらめがつく金額です。
さらに、あなたが「未経験だったから仕方がない」と自己嫌悪に陥ってあきらめて転職してくれれば、本部のストーリー通りということになります。
もしあなたから訴えられても大丈夫。
契約書にはリスクヘッジのための項目が抜け目なく盛り込まれていますし、いつでも対応できる弁護士が控えています。
パソコン教室のフランチャイズは、訴訟ビジネスなのです。
開業後もサポートします!
開業前は、フランチャイズ本部の社員もドヤ顔で言ってくると思います。
ところが開業した後は、訪問はおろか、メールの返信もなくなり、本部から連絡もなくなるケースがほとんどです。
本部は、開業させた後はロイヤリティの収入がありますが
月に数万円とお小遣い程度しかもらえません。
中には開業後に売り上げが上がらず、ロイヤリティを滞納してしまう教室も少なくありません。
そんなオーナーを相手にしているよりも、
何も知らずに数百万円払ってくれる新規開業者のほうが何十倍もおいしいのです。
ですから、もらうお金をもらって開業させたら、オープン後の教室にはあまり興味がありません。
後は文句を言わず勝手に経営してもらえるならありがたいのです。
それどころか、早く潰れてほしいと思う場合もあります。
「え?開業サポートをしてくれるのに、そんなことないよね?」と思うでしょう。ところが、実際はあるんです。
それは、商圏確保の問題があるからです。
実はほとんどのフランチャイズには、大金を払わせてエリア取得させ、そのオーナーの商圏を確保しているので
加盟者の近くには出店させることができなくなります。
場所にもよりますが、だいたい2km~10kmぐらいです。
でも実は同じエリアで、複数の開業希望者から問い合わせが出たりします。
本部にとっては歯がゆい案件です。
ですから、開業後、低空飛行の売り上げで下手に粘られて借金を増やすよりも早く撤退してもらって
次のオーナーを開業させたほうがよりおいしいのです。
中には撤退した後の物件を、一時的に本部が買い取り(といっても失敗してますからタダ同然です)
次のオーナーに高く売りつけます。
これは本部は2度おいしいです。
でも、一回失敗している場所だから、新しいオーナーになったからといって成功する確率は低いです。
そもそも、商圏確保(エリア確保)のために大金を払ったとしても、他のFCがいつすぐ近くにパソコン教室を出店してくるかはわかりませんし、それを拒否することはできません。要は加盟金を高くとるための口実で、猫だましなのです。
つまり、パソコン教室のフランチャイズのビジネスモデルは、オーナーのためではなく
本部が儲かるためのビジネスモデルなのです。
といったように、
フランチャイズの強みは、誰もが知っているブランド力と、期待を裏切らない安心感、統一された料金。
どこの町でも変わらぬ味やクオリティです。
ところがパソコン教室の場合はどうでしょう?
パソコン教室なら「○○パソコン教室に行きたい!」と、言わしめるようなフランチャイズはあるのでしょうか?
ほとんどの方は、思いつかないと思います。
なので、いくらフランチャイズの看板を付けたからって、お客さんが来るわけではないんですね。
普通、ブランド力を買うために高いお金を払ってフランチャイズに入るのに
パソコン教室は看板そのものの、価値がないのです。
よって、パソコン教室のフランチャイズは集客力もないわけです。
どこのフランチャイズにも、収益モデルがあります。
実際にパソコン教室を運営すると、このぐらい生徒が通ったとして、このぐらい利益があがって、内訳はこんな感じで、オーナーはこのぐらい儲かりますよ!っていうやつです。
これから商売を始める人にとっては、そのビジネスが本当に利益になるのか?判断する重要な情報ですよね。
でもこれ、はっきりいって、ほとんどがうそなんです。
どうしても信じたいのであれば、
実際の教室を教えてもらって、見学にいって証拠を見せてもらったほうがいいです。
多分、本部は「オーナーに迷惑がかかるから」などといって、証拠まで見せてはくれないと思います。
だから、あくまでも理想の「収益モデル」なんですね。
開業後に、ぜんぜん収益モデルと違うじゃん!といっても後の祭り。
本部はどや顔で「これはあくまでもモデル校のケースであって、実際の結果と異なる場合があります」と言ってきます。
【裏話】
以前、FC本部の社員に頼まれて、私の教室の料金表を渡したことがありました。
その際に「生徒さんは何名ぐらい通われているんですか?」と聞かれたので「120名ぐらいです」と答えました。
しばらくすると、FC本部の収益モデルに、月謝●●●●●円×生徒数120名で、●●●万円の利益
などと、私の教室の料金表に単純な生徒数を掛け合わせただけのうたい文句が出ていました。
これを見て、FC本部が考えた収益モデルの浅はかさに失笑してしまったことがあります。
実際には何通りかの料金プランがありますし、そんなに簡単に勘定できるような売上ではありません。
しょせん、悪徳FC本部の考える計算式なんぞ、そんなものなのです。
フランチャイズは信ぴょう性を高めるために
成功した先輩オーナーの写真とともに「全国300校の実績!」などと規模を大きく見せてきます。同じ志をもった先輩方が活躍しているFCなら、私が加盟しても安心だよね、って思わせるのです。
これも真にとらえてはいけません。疑い深くGoogle Mapなどで実在を調べてみてください。勘のいい方なら、検索してみたら、稼働している教室なのか、賑わっているのか、おおよそわかると思います。
フランチャイズの宣伝を見ると、私なら一発でわかります。すでに潰れている教室をそのまま数に含めたままだったり、フランチャイズとは関係のない取引先教室も数に入れて、規模を水増ししているケースがあります。
300校などと言っておいて、ひどいと、実際のフランチャイズ校は数十教室という場合もあります。
潰れている教室の写真の開店当初の写真をそのままパンフレットやHPに掲載したまま。数や存在を偽装するなんて当たり前のようにやっています。実際は2年未満で潰れている教室がほとんどで、年間10教室はなくなっているのに「潰れている教室は数年間で2,3教室。そのほとんどは売上とは別のやむを得ない事情で閉店した」などと、平気でうそをいってきます。
地域No.1的なバッジを並べているホームページがあったら疑ってください。あれ、業者にお金を払えば、例え生徒0名の教室でも、その会社と契約しているアルバイトから「この教室が素晴らしい!」というアンケートを集めて集計した形にして、お金を出せばいくらでももらえる称号なんです。本当に人気のある教室なら買いません 笑 よく見たら気が付きますよね?
何度も言いますが、本部はいいことしか言ってきません。
ハッタリだらけのFCは要注意です。
ウチのFCの教材は、ここが他社にはない独自のウリで、これだけ教材が揃ってますよ!
ここまで話したフランチャイズ本部の、実は集客もできない、ノウハウもない。
これを見た方が、それでもここのFCは教材が素晴らしいから生徒は集まるよね!と思いますか?
答えはNO!です。
まず、生徒さんは教材で教室を選びません。
それよりも講師の人柄や立地で選び、その上で自分の都合(期間・予算・目標が達成できるか?など)で最終的に選びます。
Excelを学びたいという生徒がいれば、Excel講座があればそれでいいのです。
どこのパソコン教室でもWordやExcelの講座はやっているはずです。
他の教室があまりやっていない、例えばフォトショップやイラストレータや
SNS講座などの講座があれば、人が集まるのではないかと思いますよね。
実は、これらの講座をやったからといっても、期待するほど集客できません。
Office系に比べてニーズが少ないんですね。
しかも対応する教材が少なく、教える先生のスキルも必要なため
コストパフォーマンスが悪いのです。
あくまでも教材は、教室や講師の手段や道具の一つであって
お店の看板メニューのようなものにはならないことをご理解ください。
そして、フランチャイズの中には、
動画教材を売りにして、数百万円の加盟金や毎月の高い利用料を請求する会社がありますが、
こういった会社には騙されないでください。
動画教材なら、
契約時は、高くても30万円程度。数万円で契約して使えるものがあります。
ここまで、フランチャイズを否定してきましたが、これからパソコン教室を始める人すべてが、フランチャイズがNGかというと、そうでもありません。
他にもビジネスをやっている方で、開業資金に余裕があり、時間もなく自分で行動したり、調べたり準備したりができない、なるべく人に任せたい、という方でしたら、フランチャイズが合っている場合もあります。実際に、過去の開業相談では、フランチャイズをお勧めしたケースもありました。
逆に、なるべく費用を抑えたい、情報収集やできることは、自分でできる。本部に縛られず、時流に合わせて、自分のアイデアで個性を活かしたパソコン教室を目指していく方なら、自力開業が合っていると思います。
大事な点は、いずれの方法でも開業から2年目以降が勝負です。
開業して2年目となると、業務のルーティンや、客層や、何をやるべきで何が無駄で何が足りないのか。
だんだんとわかってきます。
「こういった生徒が多い」「こういった集客方法がうまくいきそうだ」「こういった講座がほしい」…などなど、たくさんの気づきが出てくるはずです。(実はここがFCの弱点なのですね)明暗を分けるのは行動力です。
この業界は変化がはやいのです。
いち早くそれをキャッチできるのは、FC本部ではありません。現場で、直接生徒と接する講師です。
潰れる教室に多い考えが、人のせいにすることです。
生徒が集まらないのは、FCが悪い、タイミングが悪い、この地域が悪い…などなど。
自分は人のいわれたことをやって、努力していたのに結果がでないのはおかしい。と思うのはサラリーマンの考え方。
独立すると、努力よりも、結果がすべてなのです。
これからのパソコン教室で大事なポイントは、幅広いターゲットに対して、さまざまなニーズに対応できる豊富なコンテンツを用意すること。また新しい試みやアイデアにチャレンジできる行動力です。
これからパソコン教室を開業したい方
開業後、運営難になり軌道修正したい方
【開業前相談】… 約1時間 無料(来所 or ZOOM)
【運営相談】… 約1時間 無料(来所 or ZOOM)
(すでにFC加盟されている方)
悪徳FCの特徴として、傘下の加盟者や教室の横のつながりや、他団体、アドバイザー、コンサルティング(日パ連を含む)との接触を恐れ、禁止させるケースがあります。日パ連ではご相談された方の個人情報や内容などの一切に関して、守秘義務を厳守していますので、ご安心ください。
以下は、ご入会後のメニューとなります
【教室の基本設計】… 約1時間 ※会員無料
【開業直前】… 約1時間 ※会員無料
【開業直前実地研修】… 2日~1ヶ月 ※会員無料(交通費・宿泊費などはご負担ください)
相談希望の方は下記フォームよりお願いします。
なお、本気で成功したい人だけに限定していますので、
ご自身の状況や情報を明らかにできない方(ZOOMでお顔が写せないなど、自己防衛が強く、情報開示に消極的な方)
志が低い方(教材を見せてほしい、とりあえずの情報収集や資料請求が主な目的の方)は、ご遠慮ください。
日パ連は、利益目的の団体ではなく、また教材や商材の斡旋が目的ではありません。
相談は、現役の経営者が本業の合間をぬって無償で行っています。FCからの妨害や、貴重なノウハウも提供しているリスクを承知で行っていますので、ご相談者様とともに、常に腹を割ったお話を望んでいます。
ご理解の上、お申込みいただければ幸いです。